川崎で美味しいクラフトビールの飲み比べ|醸造所直営のビールバー
クラフトビールの話
クラフトビールの原料、造り方、種類、風味…。
あなたはどのくらい知っていますか?
そもそもクラフトビールとは、
小さな規模の醸造所で製造されている個性的なビールのこと。
主要原料であるモルト・ホップ・酵母・水の他、
香りや色を変化させる副原料でできています。
神奈川県川崎市の「鍵屋醸造所(かぎやじょうぞうじょ)」も、
そんなクラフトビールを造っているブルワリーの一つ。
約15種類ものオリジナルビールを手掛けています。
今さら聞けないクラフトビールのあんなことやこんなこと。
醸造所だからこそ分かる、知っておくと少しためになる話をご紹介します。
ビールの味の決め手「発酵」
ビールを造る工程の中でも重要なのが“発酵”。
原材料を混ぜ合わせて仕込んだ麦汁に酵母を加えて発酵させることで炭酸ガスが発生し、アルコールとなります。
発酵方法は複数ありますが、流通しているビールのほとんどが、
「上面発酵(エール)」「下面発酵(ラガー)」のどちらかでできたものです。
ALE
エール(上面発酵)
上面発酵で造られるビールが「エール」と呼ばれます。
古くから伝わる造り方で、3~4日かけて常温~やや高温で発酵させ、その後約2週間熟成。発酵が進むと、酵母が麦汁の表面に浮き上がっていきます。
LAGER
ラガー(下面発酵)
下面発酵で造られるビールが「ラガー」と呼ばれます。
中世以降に始まり世界的に主流となった造り方です。
7~10日かけて5度前後の低温で発酵させ、約1ヶ月熟成。
発酵が進むと、酵母がタンクの底に沈んでいきます。
ビールのスタイル
発酵方法で2つに分かれる「エール」と「ラガー」。
それをさらに細かく分類したビールの種類のことを“スタイル”と言います。なんとその数、100種類以上!
代表的なものを挙げると、「エール」の中にはIPA・スタウト・ヴァイツェン・ペールエールなどが、
「ラガー」の中にはピルスナー・シュバルツ・ボックなどがあります。
鍵屋醸造所でメインに造っているのは、ほのかに甘くて飲みやすいエールビールです。
楽しみ方イロイロ
飲み比べ
「エール」は芳醇で濃厚な味わいと
飲みごたえが特徴。
一方「ラガー」は喉ごしが良く、
すっきり爽快な飲み口です。
スタイルによって味わいが変わるからこそ、
クラフトビールは飲み比べも醍醐味。
お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
ペアリング
個性豊かなクラフトビールは、
ペアリングの仕方も十人十色。
お好みの一杯を料理と一緒にお楽しみください。
ペアリングに迷った際は、料理とビールの
産地や色を合わせてみるのがおすすめ。
近いもの同士は合いやすいのです。